「妄想処刑人　不治よしこ（2）」あらすじ無料ネタバレと感想｜粉子すわる / cmp.works著

「妄想処刑人　不治よしこ（2）」あらすじ無料ネタバレと感想｜粉子すわる / cmp.works著

こんにちは、マンガ大好きな亀太万太郎です。

腐女子→腐女巫女（腐女神に仕える）へと変貌をしていく不治よしこ。
おもしろさに拍車がかかってきました。

ニヤニヤしながら「妄想処刑人」を読んでしまう自分がコワいです。
でも自分を制御できないくらいオモシロイ！！

1巻の終わりで、イケメンとお見合いをしたのですが、自分の本性がバレてしまい…
そのお見合い現場を自分の男子生徒たちに見つかってしまうという失態。

この先どのような展開になっていくのでしょうか？

それでは早速「妄想処刑人　不治よしこ（２）」をレビューしていきます。

「妄想処刑人　不治よしこ」第1巻のネタバレ感想はこちら＞＞＞

「妄想処刑人　不治よしこ（２）」登場人物（主人公）とあらすじ

「妄想処刑人　不治よしこ（2）」のネタバレ

メイクが取れたことでお見合いから逃げ出したまたま居合わせた神田先生に助けられたよしこ。

いつものように満員電車に揺られていると、ぶつかってきた男に腹が立ち五里を使って処刑開始です。

刑務署で看守にヤられるというシチュエーションを妄想していると、押しつぶされそうになっている子供が目につきまた現実に引き戻されます。

車内にいる全員が少しでも気を使うことで満員電車も快適になるという説法を解くと、周りの人たち全員が素晴らしいと思うのでした。

神田先生と一緒のところを生徒たちに見られていたことにより、クラスでは黒板に相合傘が書かれ冷やかされます。

いつものように山田にビシっと言ってもらうのを期待しましたが、山田はなぜか冷たいのでした。

そんなとき、校長に呼び出されるよしこ、なんと今朝の電車での出来事を見ていた新聞社が取材をしたいと言うのです。

目立ちたくないのにいつも思惑とは反対方向にいくのでした。

先生たちにもよしこは人を変える力を持っているとまで言われ称えられ、実際は生徒を使ってBL妄想をしているだけなのに戸惑います。

新聞記者は学校で喫煙をして待っており、だるそうに取材を始めました。

いかにもやる気がなく嫌々来たという感じを丸出しなので得意の処刑開始。

BLで流行りのΩバース設定で新聞社を処刑します。しかし開通する手前でまたもや失敗。

そして新聞記者にも説教すると、それがかなり響いてしまい記者が泣きだします。

腐女子ならぬ腐女神となるよしこなのでした。

校長室に呼び出されるよしこと神田先生、あのお見合いの後の写真を撮られたことでの注意でした。

しかし二人だけの秘密と約束した神田先生は本当のことを言わずに、誤魔化してくれたのです。

神田先生のおかげでなんとかその場を取り繕うことができました。

それから数日後、久々の腐女子会に生き返るように生き生きと参加するよしこは同類の女友達と4人で楽しい時間を過ごすのでした。

そこで店で絡まれている人を見て、4人で一斉に処刑開始！

しかしまたいいところで現実に引き戻されます。

よしこはマナーが紳士を作るという決め台詞と共にいちゃもんをつける男を負かしますが、蹴り飛ばしてしまったため、よしこたちも店から出されることに。

しかしスッキリしたよしこたちは店を出禁になっても別にかまわないくらい楽しいのでした。

友達のみゆが彼氏がよしこに会いたがってると言ってくれましたが、よしこは昔その好きな人を友達にとられて変な気持ちになったことを思い出し、何とも言えない気分になり落ち込みますが、この気持ちが一体なんなのかわからないでいました。

帰りにスーパーに寄ると、神田先生とイケメンが買い物をしていました。それを見てリアルBLだと思ったよしこは妄想が止まりません。

次の日、友達の助っ人でイベントの手伝いをすることになったよしこはいつものよしこそのものを描いたようなBL妄想で処刑する漫画の売り子をします。

1人2冊までと決まっているのですが5冊どうしても欲しいという男の子の潤んだ目にいつもの妄想を開始しようとした瞬間、ヒーローのようなコスプレ男子が登場し、他にも漫画を欲しい人が並んでいるのだからBL愛好家として節度のある態度をとって欲しいと説法すると最後は自らも一緒に並ぶことで彼を救います。

妄想ではなくリアルでこんなことが起こることに妄想の余地もないよしこはただ感動して拍手をするので精一杯なのでした。

しかしどこかで会ったことがある・・・そう思うよしこ。

次の日学校へ行くと、神田先生とスーパーにいたイケメンがなぜか学校に来ているではありませんか。

彼は実は理事長で、神田先生とは学生時代からの友人だといいます。

このイケメン理事長を萌えの集大成だと思ったよしこは神田先生の番として妄想をふくらませます。

しかしそこにまるで嫉妬したかのような態度の山田が現れ、まさかの三角関係と疑います。

しかしこのイケメン、実は昨日のイベント会場で出会ったコスプレ男だったのです！

いつも妄想処刑をしていたよしこは逆に彼からBL愛好家として説法されてしまいます。

なす術もなくヘロヘロになってその場にしゃがみこむよしこ、そして天敵が現れたことで妄想処刑を封印することを決めたよしこの頬には涙が伝うのでした。

つづく…

「妄想処刑人　不治よしこ（２）」の感想

1巻も笑いましたが2巻もよしこの相変わらずの妄想力が暴走しまくってて大笑いしました。妄想にΩバース設定まで持ち込む凝りようです。

開通手前で終わってしまうことを、ボーリング工事が完了してないという言い回しをしたり、笑いのツボを突いてきてくれるのも変わらず！

妄想とリアルの狭間で台詞がリンクしている面白さもあり、心の声が面白すぎます。

腐女子のよしこがやる気のない記者にカツを入れるシーンではよしこの言葉が響きすぎて泣く記者をなだめ腐女子が腐女神となり光をさしていて笑いました。

また1巻と同様にパロディも満載です。

彦麻呂の真似して萌えの宝石箱や～とかすごい笑いましたね。

そして秀逸だったのは同類の女友達と4人揃っての処刑です。

各々みんな種類の違う腐女子なため、降臨させる男子も妄想も様々！このシーンは圧巻でした。

よしこが昔好きだった男の子を友達にとられてそれでも応援しながら心が痛む、でもなんで痛いのかこの気持ちがなんなのかわからないところが切なかったです。

友達が無神経に彼が会いたがってると言うことで、また昔の痛い気持ちがぶり返してきてしまうよしこが可哀想すぎました。

でもよしこはそれが恋ということがわからないので嫉妬とかせず変な気持ちでいる、なんだか本当に切ないですね。

神田先生にもそうですが、よしこはちゃんと恋をしているのに自分は腐女子でBL妄想をするのが性に合ってると思い込んでいるため恋のチャンスをずっと逃してきたんだと思います。

よしこが好きになった相手はよしこの見た目だけじゃなくちゃんと中身に惹かれている人ばかりなのでちゃんと気持ちを伝えれば上手くいったんじゃないかなと思うばかりです。

そしてラスト、よしこのBL妄想癖を抑え込もうとする天敵が現れましたね。

よしこは妄想処刑を封印すると決める切ないシーンで終わりますが、よしこから妄想をとったら魂の抜けたもぬけの殻になってしまいそうで心配です。

よしこから妄想を取り上げることで本当のノンケの恋を目覚めさせる救世主だといいのですが・・・。

個人的に神田先生とよしこはお似合いなので上手くいって欲しいです！

そしてBL妄想も2巻でも全て不発に終わっているので次こそは是非開通させてあげてください（笑）

それでは、「妄想処刑人　不治よしこ（2）」のコミック情報です。
 

「妄想処刑人　不治よしこ（２）」の公式あらすじ

「妄想処刑人　不治よしこ（２）」の掲載誌、出版社、著者情報

掲載誌：it COMICS
 
出版社：KADOKAWA
 
著　者：粉子すわる / cmp.works

「妄想処刑人　不治よしこ（２）」の配信サイト